南青山オフィス|リノベ済みヴィンテージマンション
EDIT
>>LOCATION
表参道駅より徒歩5分、青山学院の脇を走る通称アイビー通りを抜けた先に、ひとつのヴィンテージマンションがある。竣工は昭和40年、初めての東京オリンピックに日本が沸いた翌年にこの建物は完成した。その歴史感ある風体と、かつては高級レジデンスであったと感じさせられる随所に見受けられるこだわり。そんな建物の一室に思い切った変化を遂げた空間を見つけた。
>>SPACE
共用廊下の突き当たり、4F角部屋が今回の募集区画。モルタル仕上げの土間で靴を脱ぎ黒い廊下を進むと、左側にメインスペースが現れる。その内装クオリティについては、写真を見て頂ければ十分ご理解頂けるだろう。壁面に貼られたブリックタイルに無垢材で仕上げた梁型、洒落たセーリングファンや暖炉をモチーフにした装飾、中央に鎮座する柱巻きのミラーなどなど、こだわり過ぎとも思えるような趣向を凝らした内装がモダンな空間を演出していた。面積的には50-60㎡ほどだが、青山学院の緑を望める南窓からの光が室内を明るく照らしており、予想以上に広がりを感じられるだろう。廊下を挟んだ反対側には、特徴的なモザイクタイルが張られた水廻り設備が用意されていて、ゆったりとしたシャワールームには備え付けのドラム型洗濯機まで設置済みと気の利きすぎた空間だった。
>>WORKSTYLE
多くの住戸数を抱える当マンションだが、おそらくこれほどまでにこだわり抜いた空間は他には存在しないのではないだろうか。
室内をひとしきり確認して、ふと手元の資料を眺めると、404という数字に目が留まった。偶然に過ぎないが、もしかしたらこの区画は“Not found”ということなのかもしれない。マンションを構成する細胞とも言える住戸の1つが、エラーを起こしたかのような素敵空間。ちょっと年季は入っているが、ステータスあり、日当たり良好で完成度は必要以上に高め。比較的抑えられた賃料設定のため、ゆったりと贅沢にこの空間での時間を楽しんでいただきたい。
EDITOR’S EYE
実はこの建物、原宿駅前に聳えるコープオリンピアと同い年でもある。今なお多くのクリエイターに愛される60’sマンションズ。次の世代にバトンを引き継ぐべく、想像性豊かにこの空間を使い倒し、新たなクリエイティブを生み出して頂ければと思う。
ちなみに、
404とはWebページ等が見つからない場合に表示されるステータスコード。イメージが付かない方は、試しにこのページのURLの末尾に適当な文字を打ち込んでみるとわかるかも?