上目黒オフィス|デザイン戸建 SOHO空間
EDIT
場所は上目黒の住居エリアの一角。中目黒駅から山手通りを池尻方面へ進み、一つ目の信号を左手に。そのまま数分ほど道なりに歩いて行くと、程なくしてこの建物は現れる。これまでオーナーの事務所として使われていたという建物。恐らく元々住居として建てられたものをかなり力こめてリノベーションしたのだろう。増床住居の面影を残しつつもオシャレ感のある建物と、ガラスの箱のようなものがくっついた、興味心をそそる建物だ。
この物件で一番特徴的なのは、建物前を行き交う人もつい見上げてしまう程の大きなガラス面をもつライトコート空間。その横に備えられたエントランスの木の扉も相性が良く、外観からもこの建物は只者ではないオーラを感じ取れる。室内は複数の空間で構成された少々複雑な作りではあるものの、それぞれの空間の広さがまとまっているため、使い勝手に困る事はないだろう。1階と2階ともにそれぞれボリュームの取れた空間があり、1階はフローリング調の床や建具、鉄骨の骨格を現した天井など、この建物のテイストを現した悪くない雰囲気。そこからスチール階段で上った2Fは、天井高の低くなった天井裏のような空間。元の木組の梁と、補強の鉄骨の梁が天井で入り乱れる珍しい作りだ。
他にも嬉しいポイントは多々。このサイズ感でトイレがB1から2階までに5つと、戸建てタイプで良く問題になるトイレ問題は生じない。また、圧倒的な収納力のあるクローゼットも壁面に埋め込まれていたりと、ほぼほぼ空間に収納家具が露出しないインテリアを実現する事が出来るだろう。その他、眺望、駐車場、倉庫に半地下の個室ときりがない。
建物のインパクトはもちろん、そのレイアウトの面白さや、このエリアならではの居心地の良さを兼ね揃えた建物。元戸建てという性質上、多少の不便を感じる事もあるかもしれないが、それを加味しても十分お釣りのくる物件なので、ピンと来たひとは、何はともあれ上目黒まで急いで、、いや、走って来ていただきたい。
EDITOR’S EYE
多少駅からは距離があるものの、この立地で戸建、建物のインパクト、このサイズ感で、坪1.1万というのもこの物件の最大の魅力の一つだ。もちろん以前までオーナーがオフィスとして使用していた事もあり、建物の見た目だけではなく、室内の構成もなかなか使い勝手が良い作りとなっている。例えお探しの立地でなくても、有無を言わずに飛び込んでほしい物件だ。