渋谷オフィス｜コスパ良好 リノベーション空間

>>LOCATION
渋谷駅からは徒歩8分程、道玄坂上の交差点から246を挟んで逆サイドに位置する南平台エリア。代官山方面へと続いていくこのあたり一帯は、高級住宅街としても名高い場所だが、246沿いとその周辺はやや雑然とした雰囲気も感じる。今回の物件も246に面し目の前に高速の高架、その先には真新しいオフィスビルと、なかなか賑やか。そんな場所の、古びたマンションの専用動線のある事務所区画がイマドキらしくすっきりと生まれ変わっていた。

>>SPACE
築年数は古く、すぐ下には宅急便の集配所と、外観の印象についてはやや見劣りする点はあるが、室内は数年前にリノベーションされ、渋谷らしいとも言える空間に変貌していた。以前は築年数もあり、天井の低いスタンダードなオフィス空間であったが、新たに天井・壁面は躯体現しで白く塗装され、モルタル塗りの床面、新規設置の空調や照明レールと、無駄がなく悪くない仕上がり。シンプルな設えではあるが、色味のない室内は、入居者の色が存分に出せる様な嬉しいベースとも感じられる。
存在感のある柱と梁で空間はやや分断されるが、それぞれをうまく活用することが出来れば、執務スペース・応接・フリースペースなどの区切りとしても利用出来るだろう。窓の少なさからやや薄暗い印象は否めないが、室内の仕上がりの良さもあり、爽やかさすら感じられる空間だった。

>>HOW TO USE
渋谷駅にも徒歩圏内、ベンチャー企業も多い界隈だけに、この仕上がりでのオフィスは貴重だ。ゴテゴテした装飾をせずとも、現状を活かしてシンプルに整える。それこそ家具にこだわり、ラグや緑で少し暖かみをプラスしてあげるだけでも、より居心地の良い空間に近づくだろう。
エリアも空間も、渋谷ど真ん中というわけではないが、そんな要素がどこか気持ちをストイックにさせてくれるような気がした。「この街での成功」という野望を抱きながら、気合を入れた時間を過ごすには、利便性、面積、コスト、空間の仕上がりは丁度良いバランス。準備万端な空間とともに好スタートを切る、その用意は出来ているだろうか？

初期費用も抑えつつ、坪単価もお得と言えるコスパの良さ。それに加えて、数年前にリノベーションされたばかりで、まだまだ真新しい状態という点も嬉しい。兎にも角にも、まずはその仕上がりを現地にてご確認いただきたい。