神宮前オフィス | デザイナーズビル居抜き
EDIT
>>LOCATION
表参道エリアにはいくつか人気の通りがあるが、この建物のある「まい泉通り」もその一つ。アップルの脇から外苑西通りまで続くこの道沿いには、ここ数年でおしゃれな行列のできるカフェが続々と誕生し、人気の化粧品ブランドAsopeや、文房具カフェなんていう変化球な店舗も混ざるなど、より雰囲気のある通りへと変貌を遂げている。そんないつも多くの人が行き交う人気の通りの奥に、ある意味この通りの雰囲気に似つかないこの奇抜な建物はある。
>>SPACE
まず他では見ることはないだろう、この個性豊かなデザインの建物。今回ご紹介するのはそんな建物の最上部、3Fのお部屋。現在は入居者が退去したままの空間で、ショールームで使われていた什器や内装が残されている状況となっている。基本的にはここから原状回復によって本来のワンルームへと戻る予定だが、現在の姿でもいいよ!という方は、今のタイミングであればこの空間を引き継ぎも可能だという。ちなみに本来の姿とは、造作壁がなくなる事でだいぶ今より空間も広がり、床は同じモルタル仕上げ、天井は40本ほどのLEDライトを無造作に配置するという、外観に負けずと劣らずのキャラクター濃い目の空間だ。2方向に大きく窓面があるため、通り側からはお昼過ぎぐらいまで多くの光が差し込み、反対の窓先はだいぶ眺望が抜けていて、3Fなのにかなり遠くまで広がるいい景色が望める。トイレもしっかり男女別にあり、水回りもすっきりコンパクトに。セキュリティーも万全なので、一通り揃った優秀な空間と言えるんじゃないだろうか。
>>WORKSTYLE
現在の姿は、これはこれで空間として仕上がっていると思う。中央の長テーブルはフリーデスクのように、ここで作業をしたり、昼寝したり、打ち合わせしたり、植物置いたり。周辺のカフェでテイクアウトしたコーヒーやランチボックスなどを並べ、談笑のシーンも容易にイメージできる。この中央を陣取るテーブルによって、少なからずレイアウトは制限されてしまう面はあるものの、この空間ならではの面白いスタイルが自然と生まれるはずだ。建物のデザインは、「ファサードの表情を周囲と差別化し、建築物がテナントにとって、ブランディングの一助となるようなデザイン」というオーナーの要望を元に考え抜かれたデザインだという。好みは分かれやすいデザインかもしれないが、周囲との差別化という面では、間違いなくこの通りの個性派として存在感は強烈なはずだ。オーナーの思惑通りにキャラ強めに設定されたこの建物。そんな強めキャラに便乗し、うまくブランディングの一助として使ってみてはどうだろうか。
EDITOR’S EYE
実はこの建物、リノベーション物件というのに個人的には驚いた。数年前に今の姿に変わる前まではありふれた普通の建物だったというから、なかなか今からでは想像ができない。実は屋上にも出ることができる。屋上と言っても室外機などでごった返しているんでほぼほぼ小休憩ぐらいにしか使えないが、そこからはさらに抜けた眺望を楽しむことができ、一服にはいい場所だ。