西麻布オフィス | 改装自由空間
EDIT
>>LOCATION
広尾駅を降り、西麻布の交差点方面へ外苑西通りを進む。その道中にはランボルギーニやアストンマーティンなどのショールームが並び、趣のあるレストランも点在していたりなど、さすが西麻布という雰囲気をヒシヒシと感じられる通りだ。そんな通りを進むこと数分。間もくして右手にこの建物は見えてくる。古き良きモダニズム建築を思わせるようなその風貌がとても個性的なこのビルは、今後リニューアルを計画中で、今回はその走り出しとしてリノベを行う区画を紹介する。
>>SPACE
区画は最上階6Fのワンフロアと4Fのハーフフロアが同時募集だが、今回は6Fのみにフォーカスを当てよう。現況その室内は面白いぐらいボロボロで、オーナーが無理やり素人手改装しようとしたのか、床は所々抜けているし、壁も無理やり穴を開けたようなところもあるなど、軽くカオスの状態。しかしそんな空間も新しく生まれ変わる予定で、まだ計画中ではあるものの、壁・天井はスケルトン仕様、ライティングレールを設置し、床は下地のベニアのみで全体を仕上げる予定とのこと。聞く限り空間のテイストは現在から大きく変わらなそうだが、全体的に必要のないものは撤去し、水回りや設備も新設して、綺麗にスッキリと整えるという感じだろう。あまり写真からは伝わりにくいが、意外と天井高のある空間だったり、後方部の窓先には森のような緑も広がっていて、環境としてもとても気持ちがいい空間。元々のポテンシャルが高いので、今後最低限の設備を整えたコンクリー現しなどに仕上がれば、より良い空間になるはずだ。
>>HOW TO USE
このフロアは元々4部屋に分かれているために、その間仕切り壁となっていた壁が今後も残る。それを壊して一つの大きな空間に・・といきたいところだが、安全上自由には壊せないようなので、ひとつづきの空間ではあるものの、室内は4つのスペースに分かれてしまう点は少し残念なところだ。しかしレイアウト次第では4つのスペースをうまく、面白く使うことも出来そうで、意外とそれが個性となって面白いオフィス空間に化けるかもしれない。なかなかイレギュラーな募集ではあるものの、シンプルに考えてほしい。どちらにせよ、今よりはずっといい空間になることは間違いない。完成まではもう少し時間は掛かるものの、その完成と、さらにその空間が使い手によってどう変貌を遂げるか、期待に満ちてとても待ち遠しい空間だ。
EDITOR’S EYE
実は外壁もリノベーションを行う予定。完成は来年の3月ごろを予定しているが、黒いパネルで全体を覆うようだ。正直、現在の外壁の方が味もあるので変えないでほしいところだが、変わるのであれば、良くなることを期待してその時を待ちたい。(計画崩れをどこか期待しつつ、、)