南青山オフィス|元アパレル会社 居抜き
EDIT
>>LOCATION
南青山にある通称骨董通り。現在の姿からはあまり想像できないと思うが、かつてはこの通りを都電が走り、道沿いには多くの骨董品店が立ち並んでいたという。それが骨董通りという名の由来となったようだが、時は流れ、現在では海外のカフェが日本進出の拠点に選ぶなど、このエリアでも代表的なブランド力のある通りの一つとなっている。この建物はそんな通りから1本路地を入り、そのまま道なりに深部へ進んだ場所にひっそりと隠れていた。
>>SPACE
建物正面から直通階段を上った2F部分がご紹介区画だ。200㎡弱ある室内は、さらに大小7つの部屋に分けられており、室内で一番大きい部屋はエントランス直通の空間で70㎡ほど。その部屋を中心に、左右に複数の部屋がちょっとした迷路空間のように展開している。以前はアパレルのPR会社が使っていたようで、この部屋割りもその時の名残のようだ。基本壁の撤去に関しては変更が可能のようなので、必要がなければすべて撤去しても良いと思うが、せっかくなので必要な分だけ壁を間引きし、より使いやすいようにカスタマイズするというのも良いかもしれない。この部屋は本来の素地も良好で、現在は部屋で分けられているので全貌がわかり辛いが、外壁面はそのほとんどが窓となっている。そのために、日中はこれでもかというぐらいサンサンと光が入り込み、窓を開ければ風もよく抜け、正面側も建物がないので緑越しに遠くの空までよく望める。現在の室内はお世辞にもおしゃれとは言えないものの、手の入れ方次第でそのポテンシャルを十分引き出せ、きっと爽やかイケメンのような空間になりそうだ。
>>HOW TO USE
現況のままでの引き渡しとなるので、オーナーから内装費の一部負担として補助金が出る。とは言え、この面積を作り込もうとしたらそれだけではまず足りないので、ガッツリ作り込もうという方はそれなりの覚悟で挑んでほしい。壁や天井、床など抜けるとこはとにかく取り払い、ドーンと大きく抜けたセミスケルトン空間というのも想像しただけで興奮ものだが、逆に今の姿を活かして、海外のグローバル企業のように、7つの部屋を様々なテーマやデザインで作り込ものもアリなのでかもしれない。7つの刺激的な空間で、そこで働く者が秘めているクリエイティブ心をガツガツ刺激してしまうような、そんなオフィスを作ってみてはどうだろう。
EDITOR’S EYE
まだ計画中ではあるようだが、今後建物の外壁を黒に近いダークグレーへ全塗装する予定とのこと。それにより雰囲気もガラッと変わるので、もし外観が少し好みから外れてしまっているようでも、それを踏まえて検討してみてほしい。